日本庭園と暮らす 松を造る庭師のブログ

静岡県、愛知県で造園の仕事をして50年。

当ブログでは松を中心とした話題、当園にある松の紹介、日本庭園の美しさなどについて発信していきます。
残暑お見舞い申しあげます
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    本日の記事は造り師:藤田さんから残暑お見舞い申しあげます。

    * * * * * * * *
    長かった今年の入梅もやっと明けたと思ったら、いきなり猛暑がやって参りました。
    皆さんお変わりありませんか。

    庭のツワブキや草花達も、この暑さでうなだれております。
    そんな最中、今年も女房の育てている鉢植えの木立べゴニアやシュウカイドウが見事な花を楽しませてくれました。
    我が家は東向きのため半日で日が陰り、これらの植物には最適のようです。
    最も女房は、「私の育て方が上手だから」と譲りません。
    「そうだそうだ」と言わんばかりに、朝から熊ゼミが「シャゴシャゴシャゴ」と忙しく鳴き、今年はなぜか、アブラゼミやツクツクホウシまで一緒に大合唱しています。
    さあ今日も一日頑張るぞと思っても、朝の蝉の大合唱を聞くと戦力を失いかけます。
    しかしこの炎天下、百日紅(別名:サルスベリ)は暑さを諸ともせず咲き誇っています。
    中国原産で最近は様々な花の色がありますが、開花期が非常に長く、百日間、花が咲き続けることから百日紅(ヒャクジッコウ)と言います。
    私はこの花が大好きです。
    赤、ピンク、紫、白と様々ありますが、花を楽しむには、落葉が終わった12月に、今年伸びた枝を元から全部切り落として上げます。
    丸坊主になります。すると春先から勢いの良い枝がグングン伸びて、夏のこの時期に房状の大きな花が咲きます。
    また場所(面積)が許されるなら、剪定しないで自然形に伸ばして枝先にちらほらと咲く花も風情があってとっても良いものです。
    手入れも簡単で、しかも丈夫で育て良い樹木です。
    花言葉は「雄弁なあなた」だそうです。
    何はともあれ、この灼熱の太陽のもとで健気に咲き誇る百日紅を見習って、この暑い夏を乗り切りたいですね。
    あーそうそう、時々外野からあらぬ噂を耳にします。
    「サルスベリってー猿も滑り落ちるからー縁起が悪い木だってー」なんて耳にした事ありませんか?
    全くのでたらめですから心配ご無用に願います。
    そんなウワサ言う方こそ、口が滑って心が落ちていますよー。
    第一、猿に失礼ですよねーーー。
    ではまた

    サルスベリ
    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

    シュウカイドウ
    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
    | tetsu3 | 庭木の手入れ | 00:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
    恵みの雨にありがとう コデマリの剪定
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      庭師・造り師の藤田さんの季節の便りです

      * * * 2009年 4月 14日 * * *

      久し振りに恵みの雨が降り出して、庭の樹木たちも喜んでます。
      長い間、次から次へと咲いてくれた椿の花も、残りわずかになりました。
      その脇では、コデマリの花が五分咲きです。
      今年はいつになく蕾を沢山つけたのに、何となくムラ咲きが気になります。
      実は原因は分かっています。
      昨年の花が終わった直後の切り込みが足らなかったからです。
      毎年コデマリの脇に立つ不動石に、白色のお袈裟(ケサ)を掛けたように、もたれかかって咲く姿は本当に絵になります。

      コデマリの写真  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

      しかし今年は残念です。
      やはり手入れは肝心ですね。手抜きをすると、このようになる事を改めて教えて頂きました。

      よくあちこちの庭で放置されたコデマリを見かけます。
      そのたびに「もったいない、こんな美しい花を」と思います。
      もしこのブログをご覧の皆さんのお宅に、コデマリの木があったら、来年〜再来
      年を目安に見事な花を咲かせて見ませんか?

      剪定の仕方です。
      それはコデマリの大小に寄って異なりますが、長い間放置したような大株は、親木を3〜5本残して根元から全部ノコギリでカットしてしまいます。
      そして残した親木をよ〜く見て、枯れ枝もカットします。
      背丈を高くしたく無い場合は親木を半分ぐらいにカットしても構いません。
      すると、その時点では無残な姿に仕上がります。
      バカボンのパパじゃないけれど、「これでいいのだ」なのです。

      暫くするとの親木から無数の新芽が出て来ます。
      これを全部大切に伸ばして下さい。
      伸ばした新芽が程よく固まった頃に(6〜9月)枝と枝が重なったり、成長しきれない小さな枝を元からカットしたら仕上がりです。
      後は来年の花を待っだけです。この間、根元からは新しい芽が次から次と出て来ますが全部カットして下さい。
      親木があまり古い場合は芽吹きが悪いので、新しい新芽を何本か伸ばして新旧交換も必要です。
      肥料は化成肥料を施して下さい。
      ちなみにユキヤナギの木も同様の剪定で大丈夫です。
      来年は皆さんのお宅にも純白の花が頭(こうべ)を垂れて咲き誇ることをお祈りしています。
      | tetsu3 | 庭木の手入れ | 21:34 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
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