日本庭園と暮らす 松を造る庭師のブログ

静岡県、愛知県で造園の仕事をして50年。

当ブログでは松を中心とした話題、当園にある松の紹介、日本庭園の美しさなどについて発信していきます。
中国に渡る日本の木々 父の松
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    2月 藤田さんの松が、中国に渡った話。

    今ごろ中国大陸のどのお庭へ?

    中国では富裕層が日本の庭木を「買い占めている」といってもいい買い方をしているそうです。
    「日本庭園」は日本人の生活から、「日常」ではなくなってきているのに、中国では日本の庭木市場に視察に来たり、買い付けたりして船で運び、お庭をつくっているそうです。
    藤田さんの松は売れたけれども・・皮肉な感じもします。

    最初は「中国に松が売れる」という藤田さんの話に、ピンとこなかったのですが
    実際に松が掘り出されているのを見て、中国経済がすごいってニュースでも言っていたもんなぁあ・・なんて身近に感じ、感心したりしていました。


    売れた松は、藤田さんの松の中では何番目?という、いわゆる「看板木」ではありませんでした。

    輸送には背があったので、クレーンに乗せて高速を走るには、荷台の高さに収まらなければいけません。
    その上、荷にしてクレーン車で運ぶころは、まるで梅雨のように雨が多い時期でした。

    藤田さんは数日、そのことで頭がいっぱい。
    結局、借りるクレーン車を大きくして運んでもらったそうです。

    どんなお庭に植えられるのか・・愉しみ
    | tetsu3 | 松について | 23:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
    ご無沙汰しています。藤田さんの松に動きがありました。
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      みなさんこんにちは!管理人tamakiです。
      大変 ご無沙汰しております!

      今年に入って、藤田さんの松にいろいろな事件がおきました。
      いろいろあってご報告が遅れました!

      何から報告したらいいでしょうか? という状態です。

      藤田さんは庭師として半世紀。「松」にこだわってきました。
      「松」は日本の歴、文化に深く関わりのある木です。
      しかし日本人の生活スタイルや意識は変わっていって、それに合わせて、いつしか「日本庭園」、「松」は姿を消しつつあります。

      ずっと「松」にこだわりながら、土場で「松」を育てながら、藤田さんはそれを一番近くで感じてきたと思います。

      それでも藤田さんは松を捨てずに、娘よりも大事に(笑)育ててきました。

      しかし現状、お庭を造るお宅がすくない日本で、藤田さんの松が正当に評価される(簡単に言うと評価した金額で売れる)ことが、今後あるのだろうか・・思っていました。

      立派なお宅が新築されるのはあちこちで見ても、立派なお庭を作るお宅はほとんど見ません。本当に。
      敷地いっぱいに大きな家を建て、エクステリアを素敵につくり、ピカピカの車が並ぶ・・。それが今の日本人の一般的なステータスになって、そこに立派な松が植えられることはないのでは?

      --*--*---*--*--*--*--

      しかし、今年に入って、藤田さんの松は4本もお嫁入りしたのです。

      1本は2月、中国に渡りました。

      そして3本は今月、名古屋 千薫庵(せんくんあん)さんへ。
      これくらいの大きさの松のほうがいいのかな?
      小さ目の松お嫁入り
      どんなお庭に植えられるのか・・愉しみ


      私は藤田さんの普段からの心がけが、人を呼び、つながったのだと信じています。

      そんな今年の出来事を藤田さんの意見を聞きながらご紹介したいと思います。
      お時間の許すときにお付き合いください。

      ボキャブラリーが貧困で(汗)記事を書くのに時間がかかるので、
      徐々にアップしていきますが、いつでも皆さんの自由なご意見を頂けたらうれしいです。
      | tetsu3 | 松について | 15:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
      赤松の手入れ
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        写真を追加しました
        [撮影09年7月12日]
        小さいながらも存在感のある赤松
        赤松の葉の緑色は、黒松と全然違いますね。濃い・・というか、鮮やかというか・・。
        黒松の多い土場の中で、ちょっと目立ちます。

        赤松の手入れ

        09年3月31日
        この日は土場にある小さな松の手入れをしていました。
        この松は「赤松」で、松独特の木の幹のうろこのような樹皮が、向けたようなところは、少し痛々しく見えるくらい赤いのが特徴です。
        この赤い幹が赤松の魅力ということです。

        この松の手入れには二日ほど。
        松の種類によっては二日もかからないのだそうです。

        藤田さんは本当に一年中暑い夏も寒い冬も手入れをしていて、もう50年。
        正直よく続くなぁ・・なんて感心してしまいます。

        藤田さんは松が好きだから庭師、造り師として毎日手入れができることは、本当に幸せなんだそうです。

        大変な仕事だと思いつつも、そんな藤田さんは幸せ者だと思います。
        | tetsu3 | 松について | 15:27 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
        夏の手入れは
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          手入れは続くよどこまでも
          どんなに暑くても、また梅雨の雨間にも、休むことなく松の芽は伸びます。
          この日訪れた土場では藤田さんが6月の芽摘みが間に合わなかった黒松を手入れしていました。

          一方で・・
          6月の早いうちに手入れをしてもらった、涼しげな枝ぶりの松を見れば・・
          梅雨明けを待ってこの日、セミが初鳴き

          早くも新芽が出ています。
          この日セミの初鳴きを聞き、あくる日には梅雨が明けました。
          暑さ本番!って感じです。
          それでも松は次々と新芽を伸ばしています。

          次の手入れでは、この新芽の中からいくつかを選り残し、古い葉を落とす作業が待っています。
          | tetsu3 | 松について | 15:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
          岩之丞(いわのじょう)の松 黒松
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            写真を追加しました。
            撮影2009年7月12日
            岩之丞(いわのじょう)の松

            岩之丞(いわのじょう)の松

            この松は藤田さんが偶然運命的な再会をした松です。
            藤田さんが若い頃、伯父の家に持っていった黒松が、いろいろな縁があって隣の市のあるお宅にありました。

            そのお宅では、おじいさんが庭木が好きで育てていたわけですが、家の建築にあたり、おじいさんは松を手放すことになりました。

            それで、その松をひきとってくれないか藤田さんに相談したのです。

            岩之丞(いわのじょう)とは伯父さんの名前です。
            岩之丞さんも亡くなって松を手放されていて、おじいさんも藤田さんが伯父の家に最初に持っていった松なんて知らなかったのです。

            そんな岩之丞(いわのじょう)の松です。
            今年は葉の成長も絶好調だそうです。
            そんなエピソードがあると、また深く愛着をもって松を楽しめますね。
            | tetsu3 | 松について | 15:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
            静海夫婦亀 せいかいめおとがめ
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              当園の土場にある松は名前がついています。
              造り師である藤田さんが、その松に見た情景や、由来などをもとに名付けたものです。今回ご紹介している松は「静海夫婦亀(せいかいめおとがめ)」という名前です。
              静かな大海を、悠々と泳ぐ二頭の亀のように見えるからです。

              撮影 09年6月1日 新芽が真っ直ぐ上に伸びて、葉をひろげフサフサしています。

              静海夫婦亀
              撮影 08年5月3日

              静海夫婦亀左側から近づいたところ
              左側から近づいたところ 撮影 08年5月3日


              梯子の上から撮影 09年2月22日
              | tetsu3 | 松について | 23:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
              鳳凰 ほうおう
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                この松は左右に伸びた枝が下に力強く羽を広げた鳳凰のようだということで鳳凰という名前がついています。
                藤田さんは土場で鳳凰のような鳥をみたことがあるそうです。
                ある日の土場に見慣れない大きな鳥がいて、じきに飛び立ってしまったそうですが、ゆったりと美しい鳥だったそうです。


                撮影09年6月1日 新芽が伸びて緑が濃くなってきました。


                梯子の上から 撮影09年2月22日

                左側から
                左側から 撮影 08年5月3日

                後ろ側
                後ろ側から 撮影 08年5月3日
                | tetsu3 | 松について | 23:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
                最近の松の葉の状況
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                  藤田さんの土場では、新芽取りの松の手入れがはじまっています。

                  新芽が目立つこの季節。
                  松の新芽が伸びています

                  新芽が更に少し伸びて緑が濃くなった松。
                  新芽が開いてきています

                  新芽を手作業で取り除いていきます。その手入れがはじまった松。
                  新芽取りの手入れがはじまっています

                  こちらのブログだけでなく、ソーシャルネットワーキングサービス「mixi」でも「日本庭園と暮らす」というコミュニティを作り、藤田さんの土場の様子を載せたり、庭に関する質問にお答えしています。
                  現在95人のコミュニティとなっています。

                  藤田さんは松について、日本庭園について惜しみなく情報を公開して、1人でも多くの方に関心を持っていただければ・・と考えています。
                  | tetsu3 | 松について | 23:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
                  松の葉の美しさ
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                    日本庭園には、やはり松が良く似合います。
                    この時期、当園に育つ松も手入れが済み、その美しさが楽しめます。

                    鳳凰の松葉

                    鳳凰の松葉2

                    松の葉が伸びて、手入れを終えると、「新しい葉だけになった」と思われている方もあるかもしれませんが、実は(簡単に言うと)「新しい葉を取り除いて」います。(藤田さんの手入れ方法で、全ての松の手入れがそうというわけではないのですが・・)

                    「日本庭園は好きだけど特に松を気にしたことはない」という方は、今度じっくり松一本をご覧下さい。
                    愉しみ方のポイントとしては、枝ぶり、全体の造りの美しさ、手入れの行き届いた美しさなど。
                    また、松の幹の荒々しい樹皮に注目してください。
                    風雨に耐え、四季を越えてきた樹皮。松の樹皮は独特の美しさがあり、愉しめるところです。
                    枝が動きを変える部分など、魅力があります。
                    | tetsu3 | 松について | 22:42 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
                    手入れ中の松
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                      2月下旬 手入れ中
                      2月下旬手入れ中の松を梯子の上から撮影

                      最近新築される住宅は、日本庭園が似合う日本建築が減ったこともありますが、建物を大きめにとって、残りの敷地はガレージや洗濯干しにされる場合が多く、庭を造るお宅はずいぶん減りました。

                      まして松は手入れや「マツクイムシ」や「ダニ」などの害虫がつかないようにする管理など、手間のかかる木です。
                      (松だけではありませんが・・)

                      当園にあるような大きな松になってくると、よほど大きなお庭を造る場合でなければならないでしょう。

                      それでも藤田さんは土場にある松の手入れを続けます。
                      松を愛している庭師、造り師であることと、古くから松は「日本文化」に深く根付いていたもので、それを守り続けるという気持ちも持っています。

                      このようなブログや、ミクシィなどのSNSで自分の松を紹介することは、一人でも多くの「松を愛する人」に自分の松を見てもらいたいという願いがあるからです。
                      | tetsu3 | 松について | 22:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
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